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さっそく曽根をはじめとする技術スタッフが設計にあたった。しかし思わぬところで壁にぶち当たってしまう。
曽根「イス全体をリクライニングする瞬間に、船酔いのような不快感を訴えるスタッフが続出したんです。人間って、脳で考えていることと実際に行われていることが逆になると、頭で混乱を起こして酔うんです。たとえばバスや電車に乗っている時に、前を見て走っていると酔わないけど、後ろ向きで流れる風景をずっと見ていると酔いやすいですよね。それと同じで、リクライニングの回転軸を下にもってきたことで、お尻から落ちていくような不快感が発生したんです。」
では、どこに動作支点をもってきたら快適にリクライニングできるのか。試行錯誤の末、人間の身体が動く中心となる「腰」に支点を置くことで解決した。
さらにリクライニングの角度も、当初は背中・座面・足それぞれで好きな角度に変えられるモデルを予定していたという。
曽根「背中・足と同時に座面を30°傾けた状態が中立姿勢で、私たちはベストポジションと呼んでいるんですが、そこからさらに好みの体勢を選べるボタンを付けたんです。でも私が背中をぐっと下に倒して座面を上げた時に、ギックリ腰になってしまって・・・(苦笑)。ただでさえ背中に体重がのっているところにマッサージをしたもんだから、腰が耐えきれなかったんでしょうね。それでこれではダメだ!とすぐに、ベストポジションから背中が倒れたら座面は戻るように改良しました。」
周藤「もう一つ角度の選択をやめた理由は、あまりにたくさんのボタンを付けたら、逆にお客様が混乱されてしまうから。基本的にリクライニングの調節は背中だけで、座面はそれに連動するようになっています。」
こうして完成にまた一歩近づいたマッサージチェアは、マッサージ感も座り心地も今までにない画期的なものとなった。
曽根「次は実際に商品を売る営業スタッフを呼び寄せて座ってもらったら、これはイケる!と。特に業界初(※5)のベストポジション機能は、10年に1度の素晴らしいアイデアだ!と絶賛されました。」
周藤「このマッサージチェアは機能を充実させた高額商品ですが、座っていただいたらこの商品の良さを絶対にわかっていただける。これならお客様に満足して買っていただけると自信をもっています。」
※5:背、座、脚部をそれぞれ設定した角度に、同時に自動でリクライニングする機能(2007年2月現在、マッサージチェアにおいて、当社調べ)。 |
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| 背・足と同時に座面も傾いてリクライニング。 |
| ベストポジションボタンを1回押すだけで、背・足を同時に座面を30°に傾け、自然にリラックス姿勢にしてくれます。 |
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| ※:背、座、脚部をそれぞれ設定した角度に、同時に自動でリクライニングする機能(2007年2月現在、マッサージチェアにおいて、当社調べ)。 |
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